Try IT(トライイット)
4.4 教育 2026年9月2日に更新
スクリーンショット
長所
- 無料で授業動画を視聴でき、初期費用を抑えて学習を始められる
- 中学・高校の主要科目を幅広くカバーしている
- 短時間の動画が多く、スキマ時間でも取り組みやすい
- 再生速度を調整でき、理解度に合わせて学習ペースを変えられる
- 確認問題で動画の内容を復習し、理解度をチェックできる
短所
- 講師への質問や個別指導には対応していない
- 動画中心のため、実技科目や演習量を重視する人には物足りない
- 一部の機能や教材の利用には会員登録が必要な場合がある
- 通信環境によっては動画の読み込みや再生が不安定になる
- 学習計画や進捗管理は自分で継続して行う必要がある
分析者 Mobexer
中学・高校の勉強を、教科書や問題集だけでなく映像で理解したい人にとって、Try IT(トライイット)はかなり現実的な選択肢です。私が使って感じた魅力は、授業を最初から最後まで受け直すというより、つまずいた単元だけを短時間で見直しやすいところでした。スマートフォンで学習できる教育アプリなので、机に向かう時間をきっちり作れない日にも取り入れやすいです。
一方で、これは動画を見るだけで成績が自動的に伸びるタイプの道具ではありません。映像を見たあとに自分で問題を解き、間違いを確認する流れを作らないと、分かったつもりで終わりやすいと感じました。通信環境にも体験が左右されるため、使う場所や時間帯を選ぶ必要があります。この記事では、実際の使い方を想像しやすいように、移動中の利用、通信が不安定な場面、データ通信を抑える工夫、そしてどんな人に向くかまで掘り下げます。
映像授業は、通信環境が整ったときに力を発揮する
このアプリの中心は、Trygroup Inc.が提供する中学版・高校版の映像学習サービスです。教科書を読んでも説明のつながりが見えないとき、先生の解説を耳で聞きながら板書の流れを追える点が助けになります。特に数学や英語のように、答えだけでなく考え方の順序が重要な科目では、文章だけの解説より理解の入口を作りやすいと思いました。
ただし、映像授業は通信を使う場面で快適さが変わります。自宅の安定した回線なら集中しやすい一方、駅や車内、混雑した場所では再生が止まったり、読み込みを待つ時間が気になったりします。学習のやる気が出た瞬間に映像が始まらないと、短い勉強時間そのものを失いやすいので、見る内容を決めてから再生するのが大切です。
私なら、外出直前に初めて授業を探すのではなく、家で単元を選び、必要なページやノートを準備しておきます。通信が安定している場所で視聴を始めれば、移動中は内容を思い出す時間に回せます。アプリ単体で学習を完結させようとせず、紙のノートや学校の問題集と組み合わせると、映像の弱点である「見ているだけになりやすい」問題を抑えられます。
たとえば、翌日に数学の小テストがある夜なら、まず苦手な単元の映像を見て、講師が使った式の変形をノートに書きます。その後、学校の問題を一問だけでも自力で解き、解けなかった部分をもう一度見直します。この順番なら、通信を使う時間と手を動かす時間が分かれ、動画視聴が目的になりにくいです。
短時間の学習では「探す時間」を減らしたい
スマートフォン学習の便利さは、勉強を始めるまでの準備が軽いことです。しかし、選べる授業が多いほど、どれを見るか迷って時間を使うことがあります。私は、苦手な言葉や問題の種類を一つに絞ってからアプリを開く使い方を勧めます。「数学を勉強する」では広すぎますが、「連立方程式の文章題で式を立てる」と決めれば、視聴後に何を確認するかも明確になります。
映像を一度見て理解できなかったときも、すぐに長時間の見直しを始めるより、分からなかった箇所を一行で書き残すほうが効率的です。たとえば「符号が変わる理由が分からない」「この英文でこの形になる理由が不明」とメモしておけば、次に再生したときの目的が生まれます。これは、動画を何度も流すだけの学習から抜け出すための具体的な方法です。
対応する端末や環境を気にする人もいると思います。現在のアプリ情報では、利用には七以上のOSが必要です。比較的古い端末でも条件に合えば候補になりますが、OSの条件を満たしていても、端末の空き容量や通信状態によって操作感は変わります。家族の古いスマートフォンを学習専用にする場合は、実際に映像が安定して再生できるかを先に確認したいところです。
移動中の「ながら学習」には向き不向きがある
通学中に使う場合、座ってノートを広げられるか、周囲の音が大きいかで印象が変わります。映像は視線を画面に向ける必要があるので、歩きながらの利用には向きません。安全面でも、移動中は画面を見続けないほうがよいです。電車で座れた日や、待ち時間に静かに見られる場所なら活用しやすいですが、立ったままの混雑した車内では、授業を見るより公式や単語を頭の中で復習するほうが現実的です。
イヤホンを使える環境なら音声を聞き取りやすくできますが、周囲の状況に注意は必要です。私は、外では新しい内容を初めて学ぶより、家で一度見た授業を思い出す用途のほうが合うと考えます。初見の内容は、途中で通信が切れたり周囲の音で聞き逃したりすると、理解の流れを戻すのに余計な時間がかかるからです。
一方で、保護者が学習のきっかけを作りたい場合には、短い約束を決めやすいアプリです。「寝る前に一つの単元を見る」「見たあとに問題を一問解く」といった小さな区切りなら、勉強が苦手な子どもにも提案しやすいでしょう。対象年齢は三歳以上ですが、実際の内容は中学・高校の学習向けなので、年齢表示だけで幼児向け教材だと考えないことが重要です。
通信が不安定なときの対処と、使い続けるための工夫
映像が止まった場合、最初に疑うべきなのはアプリの不具合だけではありません。場所を少し移動する、Wi-Fiとモバイル通信を切り替える、ほかの通信を使うアプリを閉じるなど、基本的な確認だけでも改善することがあります。再生が始まらないからといって何度もタップすると、状態が分かりにくくなるので、一度画面を落ち着いて確認してから再試行するほうが安全です。
勉強の流れを止めないためには、通信が良い時間に映像を中心に学び、通信が不安定な時間にはノート整理や問題演習へ切り替えるのが有効です。ここで大切なのは、アプリが常に使える前提で予定を組まないことです。動画が見られないと何もできない状態にすると、少しの接続トラブルがその日の勉強全体を崩してしまいます。
私は、視聴前に教科書と筆記用具を出し、映像が止まっても確認できる問題を手元に置く方法をおすすめします。授業の途中で待ち時間が発生しても、直前までの説明をノートに整理したり、関連する問題を解いたりできます。こうしておくと、通信トラブルが完全な中断ではなく、学習方法を切り替える合図になります。
データ通信量が気になる人は、モバイル通信で長時間連続再生する使い方を避けたいところです。自宅など通信環境を管理しやすい場所で授業を見る、短い範囲に区切る、視聴後は動画を閉じるといった運用が現実的です。通信量を細かく管理したい家庭では、端末側の使用量表示も確認しながら、毎日の視聴時間に上限を決めると安心できます。
ここで注意したいのは、通信を節約することと理解を犠牲にすることを混同しないことです。画面を小さく見たり、音声を聞き取りにくい状態で無理に視聴したりすると、結局もう一度見ることになり、時間も通信も余計に使います。短くても集中できる環境を選び、必要な部分だけ見直すほうが、結果的に効率がよいです。
失敗しやすい使い方と、立て直し方
最もありがちな失敗は、授業を連続して見て勉強した気になることです。映像は理解した感覚を作りやすい反面、問題を自力で解けるかまでは保証しません。私は一つの授業を見終えたら、画面を閉じて、説明された手順を自分の言葉で再現する時間を置くようにします。再現できなければ、理解が浅い場所を特定できます。
もう一つの失敗は、分からない単元を最初から全部やり直そうとすることです。時間が限られている日にこれをすると、途中で疲れてしまいます。まず問題文や教科書を見て、どの部分で止まったかを決めるほうがよいです。計算手順だけなのか、用語の意味なのか、前の単元の知識なのかで、見るべき授業は変わります。
アプリを開く習慣が続かない場合は、毎日長く使う目標より、学校の宿題と結びつける方法が向いています。宿題で間違えた問題を一つ選び、その原因に関係する映像を見るという流れなら、使う理由が明確です。特に定期テスト前は、苦手分野を広く眺めるより、実際に間違えた問題から逆算したほうが、視聴内容が自分の課題に直結します。
逆に、講師の説明をじっくり聞きながら自分のペースで考えたい人には、映像の進み方が合わない場合があります。そのときは一時停止や見直しを使い、ノートを書く時間を確保してください。それでも紙の参考書のほうが集中できるなら、無理に動画中心へ変える必要はありません。Try ITは参考書の完全な代替というより、説明が必要な場面を補う道具として使うほうが、持ち味を生かせます。
無料で始められることと、選ぶ前に考えたいこと
価格は無料なので、まず試して自分の勉強法に合うか判断しやすいです。映像授業に興味はあるものの、いきなり有料の学習サービスへ申し込むことに迷う人には、入口として使いやすいでしょう。費用をかけずに説明の受け方を変えられる点は、学校の授業だけでは理解しにくい子どもにも、保護者にも大きな利点です。
ただ、無料であることだけを理由に、すべての学習を任せるのはおすすめしません。授業を見る時間、問題を解く時間、間違いを直す時間は別に必要です。紙の問題集を買う場合と比べても、映像は理解の補助に強く、演習量を自動的に確保するものではありません。自分で解く教材を持っている人ほど、このアプリを有効に使いやすいです。
アプリの評価は平均四・四で、評価数はおよそ千七百件あります。多くの人が試していることは安心材料ですが、評価の数字だけで自分との相性までは判断できません。映像で学ぶと理解しやすいか、スマートフォンを見ると集中が切れるか、通信環境を用意できるかを基準に考えるのがよいです。
現在のバージョンは四・八・三です。更新されたアプリを使う場合でも、利用者側の端末や回線の状態が体験に影響します。インストール数は十万以上で、教育アプリとして一定の利用規模がありますが、人気があるから自分にも必ず合うとは限りません。まず一つの苦手単元だけで試し、視聴後に問題が解きやすくなったかで判断するのが堅実です。
ほかの学習方法と比べたときの立ち位置
学校の授業は、先生にその場で質問でき、クラスの進度に合わせて学べる強みがあります。紙の参考書は通信に左右されず、重要な箇所を自分のペースで読み返せます。個別指導は、間違い方に合わせた説明を受けられる反面、時間や費用の負担が大きくなりやすいです。
Try ITの立ち位置は、その中間にあります。先生へすぐ質問できるわけではありませんが、文章を読むだけでは理解しにくい部分を映像で補えます。個別指導ほど自分専用ではありませんが、苦手な範囲を自分の都合で見直すきっかけになります。通信が使える場所では、紙の参考書より説明に入りやすく、学校の授業より自分の弱点に合わせやすいというバランスです。
反対に、完全に通信を避けたい人、問題演習を中心に勉強したい人、すぐ質問して答えを得たい人には、別の方法が向いています。特に、疑問が一つ解決しないと先へ進めないタイプなら、先生や家庭教師に聞ける環境を併用したほうが効率的です。Try ITで説明を確認し、それでも残った疑問を学校で質問するという二段構えなら、役割分担がはっきりします。
一日の中で無理なく組み込む実践例
平日の夜に三十分しか取れない場合、最初の数分で学校のノートと問題集を見て、つまずいた箇所を一つ決めます。次に該当する映像を視聴し、説明の要点を二、三行で書きます。そのあと問題を一問解き、正解しても途中式や考え方を説明できるか確認します。最後に、翌日もう一度見る必要があるかを自分で判断します。
この方法のポイントは、映像を勉強時間の全部にしないことです。通信が安定しているときに説明を受け、残りは紙と鉛筆で確認します。もし途中で再生が止まったら、その日は授業の続きを待ち続けるのではなく、ノートの整理へ移ります。次に通信が安定したとき、止まった箇所から再開すればよいので、学習の習慣を守れます。
定期テスト前にも、全範囲を順番に見るより、過去に間違えた問題を分類して使うほうが実用的です。計算、文法、用語、読解のように原因を分け、映像で説明を確認したあと、同じ種類の問題を複数解きます。これなら、視聴した内容が点数につながるかを自分で確かめられます。
保護者が使い方を見守る場合は、視聴時間だけを確認するより、見たあとに何ができるようになったかを聞くほうが有効です。「何分見たの」ではなく、「どの問題が解けるようになった」と尋ねれば、動画の再生が目的になっていないか分かります。本人が説明できない場合は、視聴範囲を狭めて、問題演習を先に置くと立て直しやすいです。
通信を前提にしても、使い方を選べば頼れる学習補助
Try IT(トライイット)は、通信環境が整った場所で、苦手な単元の説明を受け直したい人に向いています。無料で始められ、中学・高校の学習を映像で補えるので、参考書の文章だけでは頭に入りにくい人には試す価値があります。特に、学校の授業で一度聞いた内容を、自分のタイミングで再確認したい場面で便利です。
私が最も評価したいのは、勉強の入口を軽くできることです。分からない問題を放置したまま参考書を閉じる代わりに、映像で考え方の流れを確認できます。ただし、動画を見たあとの一問と、間違い直しまで行って初めて学習として成立します。通信が不安定な場所で無理に使わず、家で視聴して外では復習するように分けると、使い勝手も安定します。
アプリを入れるべきか迷っているなら、まず自分が最近間違えた単元を一つだけ選んでください。映像を見たあと、同じ種類の問題を自力で解けるかを試し、理解が深まった実感があれば継続すればよいです。逆に、紙で読むほうが集中できる、質問がないと進めない、通信を使える場所が少ないという場合は、参考書や学校の先生を中心にしたほうが合っています。
通信できる時間に説明を受け、通信がなくてもできる演習へ切り替えるという使い分けが、このアプリを長く役立てるコツです。Trygroup Inc.の教育アプリとして、Try ITは派手に勉強を自動化するものではありません。しかし、自分の弱点を見つけ、映像で確認し、問題で確かめる流れを作れる人にとっては、日々の学習を支える実用的な一手になります。
よくある質問
Try IT(トライイット)とは、どのようなアプリですか?
Try IT(トライイット)は、中学生・高校生向けの授業動画を中心に、学校の勉強や定期テスト対策をサポートする学習アプリです。教科ごとに講義を探しやすく、苦手な単元を自分のペースで見直せる点が特徴です。短時間で要点を確認したい人や、授業で理解できなかった部分を復習したい人に向いています。
Try IT(トライイット)は無料で利用できますか?
基本的な授業動画は無料で視聴できるものが多く、登録後すぐに学習を始めやすいサービスです。ただし、利用できる機能や教材、関連サービスの内容は時期や提供形態によって変わる場合があります。ダウンロード前に、アプリ内の案内や公式サイトで料金、会員登録の有無、追加サービスの条件を確認しておくと安心です。
どの教科や学年に対応していますか?
主に中学校・高校で学ぶ主要教科を対象としており、数学、英語、国語、理科、社会などの授業を探して学習できます。対応範囲は学年や単元によって異なるため、特定の教科を目的に使う場合は、希望する内容が収録されているか事前に確認しましょう。受験対策だけでなく、日常的な予習・復習にも活用できます。
授業動画は初心者や勉強が苦手な人でも理解できますか?
授業動画は、教科書や学校授業で扱う基本事項を確認したい人にも使いやすい構成です。講師の説明を聞きながら板書や例題を確認できるため、文字だけの解説より内容をイメージしやすいでしょう。一方で、動画を見るだけでは定着しにくいこともあります。視聴後に問題を解き、間違えた部分を再度見直す使い方がおすすめです。
Try IT(トライイット)を使う際に注意することはありますか?
動画学習は便利ですが、すべての学習をアプリだけで完結できるとは限りません。通信環境によっては再生が不安定になったり、動画視聴でデータ通信量を多く消費したりする可能性があります。Wi-Fi環境での利用を基本にし、必要に応じて利用規約やプライバシーポリシー、通知設定、会員登録に関する説明を確認してから使い始めるとよいでしょう。











