ひろしま避難誘導アプリ 避難所へGo!
3.5 天気 2026年9月2日に更新
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長所
- 現在地から避難所までの経路を確認でき、緊急時の移動判断に役立つ
- 広島市内の避難所情報を地図上で探しやすい
- 災害の種類に応じた避難先を確認できる
- 日本語表示で操作が分かりやすく、幅広い年代で使いやすい
- 事前に避難所を調べておけるため、防災準備に活用できる
短所
- 対応地域が広島市中心のため、他地域では利用価値が限られる
- 通信環境やGPSの状態によって地図・経路表示が不安定になる場合がある
- 避難所の開設状況は現地の最新情報と異なる可能性がある
- 災害発生時のスマートフォンの電池切れには注意が必要
- 避難経路は道路状況や危険区域を完全に反映しない場合がある
分析者 Mobexer
災害が起きてから避難先を探すのでは遅い。私は、広島市周辺で暮らす人なら、普段のうちに一度触れておく価値があるアプリだと感じた。ひろしま避難誘導アプリ 避難所へGo!は、天気情報を眺めるための一般的なアプリではなく、避難所や避難場所を確認し、いざというときの移動判断を助けるための地域向けアプリだ。
広島市が開発する公式アプリで、無料で使える。避難先の表示に加えて、ARカメラと避難コンパスを備えている点が特徴だ。地図だけでは位置関係をつかみにくい人でも、画面を見ながら周囲の方向を確認できるため、災害時の不安を少し減らせる可能性がある。
ただし、これを入れたからといって避難判断をすべて任せられるわけではない。現地の危険、道路の通行状況、自治体からの案内などを自分でも確認する必要がある。私の結論を先に言えば、広島市と周辺市町に住んでいる人には備えとしてすすめやすい一方、旅行者や地域外の人が普段の天気アプリの代わりに使うものではない。
地図だけでは分かりにくい避難先を確認できる
最初にやっておきたいのは自宅周辺の確認
このアプリを入れたら、いきなり災害時に使おうとせず、まず自宅、職場、学校など、日常的にいる場所の近くにどんな避難所や避難場所があるかを見ておくのがよい。避難先は「名前を知っている」だけでは足りない。自分がいる場所からどちらへ向かうのか、途中に迷いそうな分岐があるのか、昼と夜で見え方が変わるのかまで考えておくと、実際の場面で役立ちやすい。
私は防災アプリを見るとき、表示された施設をそのまま目的地にするのではなく、家族と集合場所の候補を共有するようにしている。通信が不安定になったり、家族が別々の場所にいたりすると、全員が同じ判断をできるとは限らないからだ。このアプリは、平常時に避難先を話し合うきっかけとしても使いやすい。
特に広島市周辺では、地形や水害、土砂災害など、地域によって注意すべき状況が変わる。近い施設がいつでも最適とは限らないため、距離だけでなく、発生している災害の種類や自治体の指示を合わせて考える必要がある。アプリの地図を見て安心するのではなく、候補を知るための入口として使うのが現実的だ。
ARカメラは方向感覚に自信がない人向き
ARカメラ機能は、このアプリの中でも印象に残る部分だ。通常の地図は上から見た位置関係を理解する必要があるが、AR表示ならスマートフォンのカメラを通して、周囲の方向と避難先の位置を結び付けて考えられる。地図を読むのが苦手な人や、緊張すると東西南北が分からなくなる人には、試す意味がある。
ただ、ARは魔法の案内ではない。画面を見続けると足元や周囲の危険を見落としやすくなるので、歩きながら凝視する使い方は避けたい。立ち止まって方向を確認し、スマートフォンをしまって周囲を見ながら進む。この一手間を前提にすると、ARは実用的な補助機能になる。
建物の陰、悪天候、夜間などでは、カメラを使った表示が見づらく感じることもあるだろう。私は、ARを唯一のナビゲーションにせず、地図表示と避難コンパスを照らし合わせる使い方をすすめる。方向を確認するための補助として使えば、機能の長所を生かしながら過信を防げる。
避難コンパスは「どちらへ行くか」を考える助けになる
避難コンパス機能は、現在地から避難先の方向を確認するためのものだ。道順を細かく案内する一般的なナビゲーションとは役割が違う。私はこの違いが重要だと思う。災害時には、平常時の最短ルートが安全とは限らず、通行止めや浸水、崩れた場所を避けて進む必要があるからだ。
コンパスで大まかな方向を把握し、現地を見て安全な道を選ぶという使い方なら、通常の地図アプリよりも防災目的に合っている。道順を自動で決めてほしい人には物足りないかもしれないが、自分で周囲を確認しながら避難するための判断材料としては、かえって分かりやすい。
スマートフォンの向きや持ち方によって、コンパスの表示が直感とずれると感じる場面もあり得る。使う前に、晴れた日に自宅周辺で試しておくとよい。実際に画面を動かし、表示される方向と知っている道路を見比べておけば、緊急時に初めて操作するより落ち着いて使える。
一般的な地図アプリとの違い
Google マップのような地図アプリは、店舗、交通、道路、徒歩ルートなど日常の情報が豊富だ。一方、このアプリは広島市と周辺市町の避難所・避難場所を確認するという目的がはっきりしている。普段の移動には一般的な地図アプリが便利だが、防災の準備では情報が多すぎて、必要な施設を探すまでに時間がかかることがある。
天気アプリも、雨雲や気温、警報などを把握する用途には向いている。しかし、天気を知ることと、どこへ避難するかを確認することは別の作業だ。このアプリは、天候の変化を見たあとに「自分ならどこへ向かうか」を考える段階で役立つ。私は、天気アプリの代替ではなく、防災用の地図として組み合わせるのが一番自然だと思う。
また、全国対応の防災アプリと比べると、広島市周辺に生活圏がない人には使う場面が限られる。逆に、対象地域に住む人にとっては、地域の避難先を確認する目的が明確なので、全国の情報を広く集めるアプリより迷いにくい。地域密着型であることが、長所にも制限にもなっている。
日常生活で役立つ具体的な使い方
たとえば、仕事中に大雨の知らせを見て、帰宅するか、職場にとどまるか迷う場面を考えてみたい。私はまず現在地の近くにある避難先を確認し、そこまでの方向をコンパスで把握する。そのうえで、外へ出ること自体が危険なら、無理に移動しない選択も含めて判断する。アプリは「必ず歩いて避難する」ことを促す道具ではなく、選択肢を把握するためのものだ。
子どもと外出する家庭なら、休日にARカメラや地図を試しながら、避難先までの目印を一緒に確認しておくとよい。子どもにスマートフォンを渡して終わりにするのではなく、画面から目を離して周囲を見ること、危険を感じたら大人の判断に従うことも伝えておく。この準備は、アプリの操作練習と防災教育を同時に進められる。
高齢の家族がいる場合は、本人だけに操作を任せるより、家族の端末でも同じ避難先を確認しておく方が安心だ。文字や地図の見え方、コンパスの理解しやすさには個人差がある。家族の誰かが使いにくいと感じたら、紙の地図や近所の掲示も併用するべきで、アプリの導入を理由に従来の備えを捨てる必要はない。
使う前に知っておきたい不便さ
最大の弱点は、災害時のスマートフォン環境に左右されることだ。電池残量が少ない、通信が混雑している、画面が濡れている、周囲が暗いといった状況では、アプリの便利さを十分に発揮できない可能性がある。これは特定のアプリだけの問題ではないが、防災用途では特に重く見るべき点だ。
そのため、インストールしただけで準備完了とは考えない方がよい。平常時に画面を開いて避難先を確認し、必要なら家族に場所を伝え、モバイルバッテリーや紙の連絡先なども用意する。アプリは備えの一部であり、単独で完結する防災計画ではない。
もう一つの摩擦は、避難所と避難場所の意味を自分で整理する必要があることだ。表示された施設が、今発生している危険に対して適しているかは、状況によって変わる。施設名が見つかったからすぐ向かうのではなく、自治体の発表や周囲の状況を優先する。この判断を面倒に感じる人には、簡単なルート案内だけを求める地図アプリの方が使いやすいかもしれない。
誰に向いていて、誰には向かないか
最も向いているのは、広島市や周辺市町に住み、自宅や職場からの避難先をまだ具体的に確認していない人だ。防災に関心はあるものの、何から始めればよいか分からない人でも、避難所の位置を見て、ARとコンパスを試すところから始められる。無料なので、費用を理由に備えを後回しにしている人にも導入しやすい。
スマートフォンの地図操作が苦手な人にも、ARカメラや避難コンパスを試す価値はある。ただし、実際に一人で使えるかは事前確認が必要だ。家族や支援者がいるなら、操作を一緒に練習しておくと、緊急時の負担を減らせる。年齢区分は三歳以上なので、子どもが触れること自体は想定しやすいが、災害時の判断を子どもだけに任せるアプリではない。
反対に、広島市周辺を訪れる予定がない人、全国の警報や雨雲を中心に見たい人、道路状況を含む詳細なナビゲーションを求める人には、別のアプリの方が合う。旅行者なら、訪問先の自治体が案内する防災情報と、普段使っている地図を組み合わせた方が実用的だろう。
評価は平均で三・五ほどで、投稿された評価は四十件あまりにとどまる。数字だけで良し悪しを決めるには規模が大きくないが、私はこのアプリを人気ランキングで選ぶタイプの製品ではないと考えている。必要な地域の人が、必要なときに使えるかどうかが重要だ。
対応環境と導入時に確認したいこと
公開日は二千二十年三月十九日で、現在のバージョンは一・〇・三一。Androidでは六・〇以上が必要になる。比較的古い端末を使っている人は、インストール前にOSの条件を確認しておくと安心だ。防災アプリは、必要になってから入れようとして使えない状態になるのが一番困る。
開発元は広島市で、広島市と周辺市町を対象にした公式性がこのアプリの大きな意味だ。インストール数は一万件以上で、地域の防災情報を確認するための選択肢として一定の利用者がいる。無料で、対象年齢も三歳以上なので、家庭内の複数の端末に導入する判断もしやすい。
ただし、バージョンや端末環境によって画面の見え方や操作感が異なることはある。私は、緊急時に初めて起動するのではなく、明るい時間に位置情報やカメラを使う画面を確認しておくことをすすめる。操作に迷う部分があれば、その時点で家族と役割分担を決めておくとよい。
私の最終判断
このアプリの価値は、避難を自動化することではなく、平常時に「自分はどこへ向かうのか」を具体化できることにある。避難所・避難場所の確認、ARカメラによる方向の把握、避難コンパスによる移動判断という組み合わせは、広島市周辺で暮らす人の防災準備に合っている。
一方で、一般的な天気アプリ、全国対応の防災アプリ、詳細な道路ナビを一つにまとめたものではない。通信や電池、現地の危険にも左右されるため、自治体の発表や周囲の確認を省略してはいけない。そこを理解できる人なら、機能の範囲を正しく生かせる。
私なら、広島市周辺に住んでいる友人には「今すぐ入れて、晴れている日に自宅から避難先まで一度確認しておいて」とすすめる。災害が起きたときに頼るだけでなく、家族との話し合い、実際の道の確認、紙の備えとの併用まで行って初めて、このアプリは本来の力を発揮する。地域が合う人にとっては、無料で始められる現実的な防災の一歩だ。
よくある質問
「ひろしま避難誘導アプリ 避難所へGo!」はどのようなアプリですか?
「ひろしま避難誘導アプリ 避難所へGo!」は、広島県内で地震、豪雨、土砂災害などの災害が発生した際に、避難所や避難場所への移動を支援する防災アプリです。現在地をもとに周辺の避難先を確認できるほか、災害への備えや避難に関する情報をチェックできます。土地勘のない場所にいる場合や、家族と避難先を共有したい場合にも役立ちます。
アプリを使うために位置情報や通信環境は必要ですか?
避難所までの方向や距離を確認する機能を利用するには、スマートフォンの位置情報を有効にする必要があります。また、災害情報の取得や地図の表示には、基本的にモバイル通信またはWi-Fi接続が必要です。通信障害や停電などで利用できない可能性もあるため、アプリだけに頼らず、避難経路を事前に確認し、紙の地図や自治体からの情報も併せて準備しておくと安心です。
表示される避難所や避難場所の情報は信頼できますか?
アプリには自治体などが提供する避難所・避難場所の情報が掲載されていますが、災害の種類や状況によって開設場所、受け入れ可否、利用できる時間が変わる場合があります。表示された施設が常に開設されているとは限らないため、避難する際は最新の防災情報や自治体からの発表を確認してください。危険を感じた場合は、アプリの案内よりも安全確保を優先しましょう。
広島県外でも「避難所へGo!」を利用できますか?
本アプリは広島県内の避難所や防災情報を確認することを主な目的としているため、広島県内での利用に適しています。県外へ移動した場合、避難所情報や誘導機能が十分に表示されない可能性があります。旅行や出張などで他地域に滞在する際は、その地域の自治体が提供する防災アプリや公式ウェブサイトも事前に確認しておくことをおすすめします。
ダウンロードしただけで災害時に自動的に助けてもらえますか?
このアプリは避難先の確認や防災情報の把握を支援するもので、救助要請や避難を自動的に行うものではありません。災害時には画面の案内を参考にしながら、自分や家族の安全を最優先に行動してください。危険が迫っている場合は、アプリを操作し続けず、安全な場所へ移動し、必要に応じて119番や自治体の緊急窓口などへ連絡することが重要です。











