Wantedly - 転職より気軽なマッチング
4.4 ビジネス 2026年9月2日に更新
スクリーンショット
長所
- 企業の雰囲気や社員の価値観を確認してから応募できる
- プロフィールを充実させるほど企業から声がかかりやすい
- 転職意欲が低い段階でも情報収集に使いやすい
- スタートアップやベンチャー企業の求人を探しやすい
- 気になる企業を保存して後から比較検討できる
短所
- 掲載求人は都市部や特定業界に偏る場合がある
- 企業から届くスカウトの内容にばらつきがある
- プロフィール作成に時間をかけないと活用しにくい
- 希望条件によっては応募できる求人が少なく感じる
- カジュアル面談後に選考を断りづらいと感じることがある
分析者 Mobexer
転職を考え始めたとき、いきなり履歴書を整えて求人へ応募するのは少し重く感じます。会社の雰囲気を知りたいだけなのに、応募という形にすると後戻りしにくい。その面倒を軽くしてくれるのが、ビジネスSNSのWantedly - 転職より気軽なマッチングです。私はこのアプリを、仕事を決めるための最終手段というより、気になる会社と話すきっかけを作る道具として使うのが合っていると感じました。
開発元はWantedly, Inc.で、料金は無料です。仕事探しや転職活動に使えるアプリですが、一般的な求人サイトのように条件だけを比較して応募先を絞る使い方とは少し違います。会社の考え方や働く人の姿勢に触れながら、「まず話を聞いてみる」という流れを作りやすいのが特徴です。現在のバージョンは9.28.0で、対応OSは10以上。年齢区分は3歳以上となっています。
応募する前の重さをどう減らせるか
求人を眺めるだけでは分からないことに近づける
通常の転職サイトでは、職種、勤務地、給与、雇用形態といった条件から探し始めます。これは効率的ですが、掲載情報を読んでも、実際にどんな人が働いているのか、仕事の進め方が自分に合うのかまでは判断しにくいものです。Wantedlyは、会社との接点を応募だけに限定せず、転職前でも気軽に話せる場として設計されています。
この違いは、まだ転職を決めていない人ほど大きいです。今の仕事に不満があるものの、すぐ辞めたいわけではない。将来の選択肢を増やしたいが、転職活動を始めたと周囲に思われるのは避けたい。そういう段階で会社と接触できるため、考えを整理するための入口として役立ちます。
私が特に良いと思ったのは、求人を読むときに「応募するか、閉じるか」の二択になりにくい点です。興味が少しでもあれば、会社について知るための次の行動へ進めます。もちろん、話をしたからといって入社を決める必要はありません。この距離感が、転職活動の心理的な負担を下げています。
最初の設定でプロフィールの役割を理解する
使い始めに意識したいのは、プロフィールを単なる経歴欄として埋めないことです。このサービスでは、公開したプロフィールを見た会社からスカウトが届く仕組みがあります。つまり、自分から求人を探すだけでなく、プロフィールを通して会社に見つけてもらう可能性もあります。
ここで職歴を短く並べるだけだと、何を任せられる人なのかが伝わりにくくなります。担当した業務だけでなく、どんな課題に向き合ったか、どのような役割を担ったか、次にどんな仕事を知りたいかまで書くと、会話のきっかけを作りやすくなります。華やかな実績が少ない人でも、仕事の進め方や関心の方向を言葉にすることには意味があります。
一方で、プロフィールを公開することに抵抗がある人は、最初から細部まで書き込まなくてもよいと思います。まずは現在の仕事、関心のある分野、話を聞きたい理由を整理し、反応を見ながら更新していくほうが続けやすいです。プロフィールは完成品ではなく、会社と会話するための入口として扱うのが私のおすすめです。
会社選びでは条件以外の情報を読む
会社ページや募集内容を見るときは、職種名だけで判断しないようにしました。自分が担当する可能性のある課題、チームが求めている役割、仕事への向き合い方に目を向けると、単なる求人比較よりも相性を考えやすくなります。
ここには明確なトレードオフがあります。給与や勤務条件をすばやく横並びにしたい人には、一般的な求人検索サービスのほうが向いています。Wantedlyは、会社の価値観や仕事の背景に興味がある人には便利ですが、条件確認を後回しにしてしまうと、あとで認識のずれが生じる可能性があります。気になる会社と話す前に、自分が譲れない条件をメモしておくと安心です。
日常で役立つ三つの使い方
一つ目は、転職を決める前の情報収集です。たとえば、今の仕事を続けながら、別の業界で自分の経験が通用するか知りたい場合があります。募集を見て、仕事内容に関心を持った会社へ話を聞く機会を作れば、求人文だけでは分からない疑問を直接整理できます。
二つ目は、スカウトを自分の市場感覚を見直す材料にする使い方です。届いた内容をそのまま受け入れるのではなく、どの経験に反応されたのかを確認します。自分では強みだと思っていなかった経験が評価されることもあれば、希望と違う方向の声が集まることもあります。どちらの場合も、プロフィールを修正するヒントになります。
三つ目は、転職活動の再開を先送りしている人の小さな一歩です。忙しい時期に複数の求人へ応募するのは難しくても、興味のある会社を保存しておき、時間ができたときに内容を読み返す使い方なら始めやすいです。私はこのように、毎日長時間使うのではなく、気になる会社を見つけたときに短く確認するほうが、このアプリの性格に合っていると感じます。
忙しい平日の現実的な流れ
たとえば平日の夜、今の職場で新しい業務を任され、自分の将来を考えたくなったとします。疲れている状態で転職サイトを何ページも比較するのは負担です。Wantedlyなら、関心のある職種や会社の募集を眺め、仕事内容に共感できるものがあるかを確認し、話を聞いてみたい候補を残すという流れを作れます。
翌日にプロフィールを読み返し、相手に伝えたい経験を一つだけ追加してから連絡する。この順番なら、勢いで応募するのではなく、質問を準備したうえで会話に進めます。重要なのは、アプリ内で見つけることより、見つけた後に自分の疑問を具体化することです。仕事内容、チームの役割、入社後に期待されることなど、聞きたい点を先に整理すると時間を無駄にしにくくなります。
会話の前に確認しておきたいこと
気軽に話せることは長所ですが、気軽さと準備不要は同じではありません。会社の募集内容を読み、なぜ興味を持ったのかを自分の言葉で説明できるようにしておくと、短い接点でも有益な情報を得やすくなります。
また、話を聞く段階では、転職意思を強く見せなければならないと思い込まないことも大切です。「業務内容を知りたい」「自分の経験が役立つか確認したい」という目的を明確にすれば、相手との期待値を合わせやすくなります。逆に、条件だけを早く知りたい場合や、すぐに複数社へ正式応募したい場合は、応募管理に強い転職サービスを併用したほうが効率的です。
時間と手間を減らす一方で残る作業
このアプリが減らしてくれるのは、転職活動を始めるまでの心理的な摩擦です。会社を知る、話を聞く、プロフィールを通じて接点を作るという流れがあるため、いきなり完成度の高い応募書類を用意する必要がない場面を作れます。転職に関心はあるのに、準備の重さで止まっている人には大きな利点です。
ただし、転職活動全体の作業が消えるわけではありません。会社との会話に進んだ後は、仕事内容や条件を確認し、自分の希望と照らし合わせる必要があります。プロフィールも一度設定すれば終わりではなく、経験や関心が変われば更新したほうがよいです。ここを放置すると、届くスカウトや会話の内容が自分の現在地と合わなくなる可能性があります。
もう一つの注意点は、価値観を重視するぶん、文章の印象に左右されやすいことです。魅力的な紹介文だけで会社を判断すると、実際の仕事との違いを見落とすことがあります。私は、興味を持つきっかけとして文章を読み、最終判断は会話で具体的な業務や期待役割を確認する、という二段階の使い方を勧めます。
一般的な求人サイトや転職エージェントとの違い
一般的な求人サイトは、勤務地、給与、職種などを比較しながら、効率よく応募先を探すのが得意です。転職エージェントは、求人紹介や選考準備を含めて、活動を伴走してほしい人に向いています。それに対してWantedlyは、会社との最初の距離を縮めることに強みがあります。
そのため、向いている人の順番が違います。まだ転職を決めていない人、会社の雰囲気や仕事の背景を知ってから判断したい人、自分の経験を見つけてもらいたい人には試す価値があります。一方、年収や勤務地などの条件を最優先にして、短期間で選考を進めたい人には、検索機能や応募管理を重視したサービスのほうが合うでしょう。
私なら、どちらか一つに絞るのではなく、Wantedlyで興味のある会社との接点を作り、条件の確認や選考準備は別の手段で補います。この使い分けなら、気軽さを活かしながら、転職判断に必要な現実的な確認もできます。
評価、対応環境、使い始める判断
アプリの平均評価は4.4で、評価数はおよそ2.1Kです。インストール数は10万以上あり、仕事探しの入口として一定の利用者がいることが分かります。無料で始められるため、転職を迷っている段階でも試すハードルは低いです。
対応OSは10以上なので、利用前に端末の環境を確認しておくと安心です。アプリの評価だけで自分との相性を決めるより、プロフィールを作り、気になる会社の募集をいくつか読んでみるほうが判断しやすいと思います。自分の目的が「今すぐ応募」なのか「まず会社を知る」なのかで、同じ機能でも価値が変わるからです。
私の結論
Wantedlyは、転職を決断した人だけのためのアプリではありません。今の仕事を続けながら選択肢を探したい人、会社と話してから判断したい人、履歴書を送る前に自分の可能性を確かめたい人にとって、最初の一歩を軽くしてくれます。特に、プロフィールを丁寧に整え、スカウトや募集を受け身で眺めるのではなく、質問を持って会話へ進む使い方がおすすめです。
反対に、条件比較、応募数の管理、選考対策を中心に進めたい人には、別の求人サービスやエージェントのほうが時間を節約できます。また、会社の雰囲気に惹かれても、仕事内容や条件の確認は自分で行う必要があります。気軽さを過信せず、会話の後に現実的な判断をすることが大切です。
総合的には、転職活動の重さを減らし、会社との接点を作るアプリとしてよく考えられています。私は、転職するかどうかを決める前の段階で使うなら、かなり相性が良いと感じました。まずプロフィールを最低限整え、興味のある会社を一つ見つけて、応募ではなく「知るための会話」から始める。それが、このアプリを無理なく活用する一番現実的な方法です。
よくある質問
Wantedly(ウォンテッドリー)はどのようなアプリですか?
Wantedlyは、企業の仕事内容やビジョン、働くメンバーの雰囲気を確認しながら、気になる会社とつながれる仕事探し・ビジネスマッチングアプリです。一般的な転職サイトのように給与や条件だけを比較するのではなく、「話を聞きに行きたい」という気軽な応募ができる点が特徴です。転職をすぐに決めたい人だけでなく、キャリアの情報収集をしたい人にも向いています。
Wantedlyは転職活動をしていない人でも利用できますか?
はい、転職をまだ決めていない人でも利用できます。Wantedlyでは、企業に対して本格的な応募をする前に、仕事内容や社風について話を聞くためのカジュアルなアプローチが可能です。将来のキャリアを考え始めた学生や、現在の職場以外の働き方を知りたい人にも便利です。ただし、企業によって連絡への対応や面談の進め方は異なります。
Wantedlyの利用料金や有料機能について教えてください。
求職者として求人を探したり、企業ページを閲覧したり、話を聞きたいという意思を送ったりする基本的な利用は、無料で始められます。一方で、利用時期やプランによっては、プロフィールの表示機会を高める機能など、有料のオプションが提供される場合があります。登録前にアプリ内の料金表示や利用条件を確認し、必要な機能だけを選ぶことをおすすめします。
Wantedlyではどのような求人や企業を見つけられますか?
Wantedlyには、スタートアップやベンチャー企業をはじめ、IT、Web、マーケティング、営業、デザイン、人事など幅広い職種の募集が掲載されています。企業の理念、事業内容、職場の雰囲気を重視した紹介が多く、条件面だけでは分かりにくい情報を確認できます。勤務地や職種、働き方などで検索できますが、募集内容や掲載状況は企業ごとに異なるため、詳細は各募集ページで確認してください。
Wantedlyを使う前にプロフィールを充実させる必要がありますか?
必須項目だけでも利用できますが、プロフィールを丁寧に作成したほうが、企業から内容を見てもらえる可能性が高まります。これまでの経験や得意分野だけでなく、興味のある仕事、挑戦したいこと、仕事で大切にしている価値観などを具体的に書くと、自分に合う企業との接点を作りやすくなります。公開範囲や掲載情報を確認し、個人情報の扱いにも注意して利用しましょう。











