ダイスふる 【TRPGに便利なサイコロアプリ】
4.3 ボード 2026年9月2日に更新
スクリーンショット
長所
- TRPG向けの多面ダイスに対応し、幅広い判定に使える
- 複数のダイスをまとめて振れて、計算の手間を減らせる
- 物理ダイスがない場面でもすぐに判定を始められる
- 軽快に動作し、セッション中の素早い操作に向いている
- 画面がシンプルで、初めてでも機能を把握しやすい
短所
- 細かな演出やアニメーションを求める人には物足りない
- ダイス結果の長期保存や履歴管理には向いていない
- 複雑なマクロや自動計算には対応しにくい
- オンライン対戦や共有機能は期待できない
- 広告表示がある場合、集中を妨げることがある
分析者 Mobexer
テーブルの中央にスマートフォンを置き、手をかざしてダイスを振る。ダイスふる 【TRPGに便利なサイコロアプリ】は、紙や物理ダイスを用意しにくい場面で、TRPGの進行を軽くしてくれるボードゲーム系のアプリです。実際に触ってみると、複雑な準備を覚えるタイプではなく、画面を見せながら参加者全員で結果を確認するための道具、という立ち位置がはっきりしています。
特に面白いのは、スマートフォンを手に持って操作するより、机に置いたまま手をかざして使う設計です。プレイヤーが順番に端末を受け渡す必要が減るので、家族や友人が同じテーブルを囲む場面と相性がよいと感じました。無料で始められ、対象年齢も3歳以上なので、TRPGだけでなく、簡単な順番決めやボードゲームの補助にも使いやすい一方、遊び方を細かく管理したい人には物足りない部分もあります。
同じ端末を囲む場面で使いやすい理由
机の中央に置いて、結果を全員で見る
このアプリのいちばん自然な使い方は、スマートフォンをテーブルの中央に置くことです。誰か一人の手元だけで結果が決まるのではなく、参加者が画面を見ながらダイスロールを確認できます。TRPGでは、判定の瞬間に全員が注目するため、端末を回すよりも場の流れを保ちやすくなります。
たとえば、家で少人数のセッションを始めるとします。物理ダイスを人数分そろえていない場合でも、端末を中央に置いて、行動する人が順番に手をかざせば進行できます。手元にダイスがない人も参加しやすく、結果を読み上げる役を決めなくても、画面を囲んで確認できます。私はこの共有感が、単なる乱数ツールとは違う長所だと思いました。
ただし、机の広さや端末の置き方によっては、全員から画面が見えにくくなります。端末を平らな場所に置くことが前提になるので、膝の上や移動中の利用より、落ち着いた卓上での使用に向いています。手をかざす操作も、周囲に十分なスペースがあるときのほうが自然です。
家庭のちょっとした遊びにも転用できる
TRPGをしない家庭でも、順番を決めたり、複数の選択肢から一つを選んだりするときに使えます。誰が先に始めるかで迷ったとき、代表者がダイスを振るだけで決められるので、じゃんけんとは違った納得感を作れます。子どもがいる家庭では、画面上で結果が出ること自体が小さなイベントになります。
一方で、幼い子どもに端末を任せる場合は、ゲームの道具として使う時間と、スマートフォンを自由に触る時間を分けたほうが安心です。対象年齢が3歳以上でも、端末そのものの扱いや、他のアプリへ移動できる環境まで自動的に管理してくれるわけではありません。大人が端末を置き、必要なときだけ子どもに振ってもらう使い方が現実的です。
家族で使うときの端末の境界を決める
共有端末で使うなら、遊ぶ前に「このスマートフォンはダイス専用」と決めておくと、進行が止まりにくくなります。通知が来たときに別の人が確認し始めると、卓の集中が切れてしまいます。アプリの機能というより、使い方のルールで快適さが大きく変わるタイプです。
私は、端末を持つ人を固定するより、端末は机に置いたまま、振る人だけを交代させる方法をすすめます。これなら、子どもやスマートフォンの操作に慣れていない人も参加しやすくなります。逆に、端末を一人ずつ手渡して使うと、画面の見え方や操作のタイミングがばらつき、共有道具としての良さが薄れます。
準備は軽いが、卓の進行ルールは別に必要
物理ダイスのように種類ごとに箱から探す必要がないため、開始前の準備は簡単です。とはいえ、誰が振るのか、結果を誰が記録するのか、もう一度振ってよいのかといった卓内のルールまでは、このアプリが決めてくれません。ここを曖昧にすると、便利なはずの道具が判定のたびに確認を要する原因になります。
家庭で遊ぶなら、振る人をその都度決めるのではなく、「判定を宣言した人が振る」「記録係は別の人にする」といった簡単な役割分担が有効です。特に複数人で同じ端末を見る場合、結果を見た人がすぐ読み上げる習慣を作ると、次の行動へ移りやすくなります。
クトゥルフ系の判定で便利な選択肢
このアプリには、クトゥルフ系の遊びで使う10から90までの10面ダイスがあります。一般的な六面ダイスだけでは扱いにくい数値判定を、専用の物理ダイスなしで進められる点は明確な強みです。クトゥルフ系のTRPGを始めたばかりで、必要なダイスをまだそろえていない人には、導入の負担を下げてくれます。
ここで覚えておきたいのは、数値が必要な判定をすべて自動処理するアプリではなく、ダイスを振る部分を担当するアプリだということです。キャラクターの能力値、技能の計算、成功や失敗の判定、ログの整理などは、遊ぶ側で管理する必要があります。私は、ルール処理まで一つにまとめたい人より、紙のキャラクターシートや別の管理方法と組み合わせたい人に合うと感じました。
また、クトゥルフ系以外のTRPGでも、必要なダイスの種類が合えば利用できます。ただし、作品ごとに判定方法は異なるため、表示された数字をどのように扱うかはゲームマスターや参加者が確認してください。アプリが結果を出すことと、ルール上の意味を判断することは別です。
物理ダイスや一般的な乱数アプリとの違い
物理ダイスと比べると、持ち運ぶ物が少なく、必要な種類を探す手間を減らせます。特に特殊なダイスを使うセッションでは、買い足す前に試せるのが助かります。反対に、物理ダイスを転がす音や重さ、結果が出るまでの感覚を楽しみたい人には、画面上のロールは少し味気なく感じるかもしれません。
一般的な乱数アプリと比べた場合は、机に置いて手をかざすという操作が、このアプリの個性です。ボタンを一人が押すだけのツールより、卓の中央で順番に参加する雰囲気を作りやすいです。ただし、静かな場所で目立たず結果だけ確認したいときは、通常の乱数機能や物理ダイスのほうが手早い場合があります。
つまり、最適な選択は遊び方で変わります。セッションの雰囲気と共有操作を重視するならこちら、記録や複雑な計算まで一括で済ませたいなら多機能なTRPG支援アプリ、触感や演出を重視するなら物理ダイス、という分け方がわかりやすいです。
バージョンと料金を考えた導入のしやすさ
開発元はマッドネスラボで、無料で利用を始められます。現在のバージョンは3.3で、対応する最低OSは7.0です。古い端末を共有用にしている家庭でも候補にしやすい範囲ですが、実際に使う端末ではOSの状態や動作の快適さを確認しておくと安心です。
アプリ内購入は1アイテムあたり99円です。無料で試してから必要に応じて考えられる価格帯なので、最初から物理ダイスをまとめて購入するか迷っている人には試しやすいでしょう。ただし、家庭の共有端末で購入を行う場合は、誰が購入を決めるのかを先に決めておくのがおすすめです。子どもが操作する端末では、大人が購入画面を確認する流れを作っておくと、遊びと課金の境界を保ちやすくなります。
年齢表示だけで判断せず、大人が使い方を見守る
コンテンツの年齢区分は3歳以上です。数字を見て遊ぶだけなら幅広い年齢で触れやすい設計ですが、TRPGそのものの内容は参加する作品やシナリオによって大きく変わります。アプリの年齢区分が、遊ぶシナリオの内容まで示すわけではありません。
家族で使う場合は、幼い子どもにはダイスを振る操作だけを担当してもらい、物語や会話の内容は大人が選ぶとよいでしょう。端末を机に置き、子どもが必要な場面で手をかざすだけにすれば、スマートフォンを長時間渡さずに参加させられます。これは専用の保護機能ではなく、家庭側で作る運用上の工夫です。
評価と利用者の広がりから見る立ち位置
ストアでは平均4.3の評価で、評価数は約1,600件、レビューは350件あります。インストール数も10万以上に達しており、少なくとも一部の利用者には、TRPG用のダイスアプリとして継続的に選ばれていることがわかります。私は、この規模感なら、知人同士のセッションで使い始める候補として検討しやすいと思います。
ただし、評価の数字だけで自分の卓との相性を決めるべきではありません。共有画面での使いやすさを求める人と、詳細な履歴や自動計算を求める人では、同じアプリでも満足度が変わります。評価は導入の目安にしつつ、実際の遊び方に照らして判断するのがよいでしょう。
家庭内での具体的な使い方
たとえば、休日に家族と軽いゲームをするとします。最初に端末をテーブル中央へ置き、誰が最初に動くかをダイスで決めます。その後、TRPGに慣れている大人が進行を担当し、子どもは判定のたびに手をかざす役を交代します。結果は全員で見て、大人が紙に記録します。この流れなら、子どもに複雑な操作を覚えてもらう必要がありません。
友人とのセッションでは、ゲームマスターの近くに端末を置き、判定を求められたプレイヤーが手をかざす運用が向いています。端末の受け渡しを減らせるので、飲み物や資料が並んだ卓でも動線が乱れにくくなります。逆に、参加者がそれぞれ別の場所にいるオンラインセッションでは、全員が同じ画面を見る前提が崩れるため、このアプリの共有感は活かしにくいです。
使う前に決めておくと揉めにくいこと
ダイスを振る前に、結果の扱いを一度決めておくことをおすすめします。手が画面に近すぎて意図しない操作になった場合、振り直すのか、その結果を採用するのかを決めておけば、都合のよい振り直しという疑いを避けられます。特に家族や友人との気軽な遊びでは、厳密なルールよりも、全員が納得できる基準を共有することが大切です。
また、結果を記録する人を決めておくと、後から「さっきはいくつだったか」となりにくくなります。このアプリはダイスロールの瞬間を担当する道具なので、長いセッションでは紙やメモアプリを別に用意する運用が現実的です。ここを理解していれば、機能不足ではなく、役割を分けて使うアプリだと納得できます。
向いている人と、別の方法がよい人
私は、TRPGを始めたいものの、特殊なダイスをまだ持っていない人、家族や友人と一つの端末を囲んで遊びたい人、物理ダイスの準備を減らしたい人にすすめます。クトゥルフ系の判定を試したい人にとって、10から90までの10面ダイスが用意されている点も、具体的な利点です。
反対に、ロール結果の履歴を大量に残したい人、キャラクターシートや判定計算を自動化したい人、オンライン参加者へ結果を共有したい人には、別のTRPG支援ツールのほうが合うでしょう。物理ダイスを振る演出がセッションの楽しみになっている人も、こちらをメインにするより予備として使うほうが満足しやすいと思います。
家庭での最終的な判断
共有端末を一つの遊び道具として扱える家庭なら、導入しやすいダイスアプリです。無料で試せるため、まず家族や友人との一回の遊びで使い心地を確かめ、その後も必要なら購入を検討する流れが無理ありません。端末を中央に置く、振る人を交代する、結果を記録する人を決めるという三つの工夫だけでも、使いやすさはかなり変わります。
一方で、アプリが卓全体を管理してくれるわけではありません。年齢に合ったシナリオ選び、端末の扱い、課金の確認、結果の記録は、家庭や参加者が担当します。そこを負担ではなく、遊び方の一部として受け入れられるなら、シンプルさが長所になります。
最終的に、ダイスふる 【TRPGに便利なサイコロアプリ】は、複雑な機能を詰め込んだ総合ツールではなく、テーブル上のダイスロールを手軽に共有するためのゲームです。物理ダイスの代用品としてだけでなく、家族や友人が同じ画面を見て順番に参加するための小さな進行役として使うと、このアプリらしさを実感できます。必要な機能を絞った道具を探しているなら、まず試してみる価値があります。
よくある質問
ダイスふるはどのようなアプリですか?
ダイスふるは、TRPGやボードゲーム、カードゲームなどで使えるサイコロアプリです。スマートフォンを振る、または画面をタップするだけでダイスを振れるため、実物のサイコロを用意できない場面でも手軽に遊べます。複数のダイスやさまざまな面数に対応しており、ゲーム中の判定をスムーズに進めたい人に向いています。
どのような種類のダイスに対応していますか?
一般的な6面ダイスだけでなく、TRPGでよく使われる4面、8面、10面、12面、20面などの多面体ダイスにも対応しています。作品や設定によって必要になる特殊なダイスを、アプリ内で簡単に選択して振れるのが特徴です。複数個を同時に振る用途にも便利ですが、対応する面数や組み合わせは端末やアプリのバージョンによって異なる場合があります。
ダイスの振り方や操作方法は難しくありませんか?
操作は比較的シンプルで、画面上のダイスをタップしたり、端末を振ったりして結果を出します。直感的な設計なので、TRPGに慣れていない人でも短時間で使い方を理解しやすいでしょう。ゲームマスターが判定を行う場合にも、参加者へ結果をすぐ見せられます。ただし、端末のモーションセンサー設定や権限によっては、振る操作が正常に反応しないことがあります。
TRPG以外のゲームや用途でも利用できますか?
はい、TRPG専用の場面に限らず、ボードゲームやカードゲーム、順番決め、抽選、簡単な数字選びなどにも利用できます。サイコロを持ち歩く必要がないため、外出先や旅行中、オンラインで友人と遊ぶときにも役立ちます。一方で、ゲームによっては実物のサイコロを使うこと自体が楽しさの一部になっているため、雰囲気や演出を重視する場合は好みに応じて使い分けるとよいでしょう。
ダウンロード前に確認しておくべき点はありますか?
ダウンロード前には、対応OS、必要なストレージ容量、広告表示の有無、アプリ内課金の有無、端末のセンサー利用について確認しておくと安心です。基本的なサイコロ機能は手軽に使えても、追加機能や広告削除が有料の場合があります。また、オンライン対戦機能があるアプリとは異なり、振った結果を自動的に他の参加者へ共有できるとは限りません。利用環境や目的に合うかを確認してから導入しましょう。











